【後藤真希】について、嘘のない話をしよう。


正直、最初見た時はどうなるかと思ったけど、
16公演全て終わり、ツアーとしてもしっかり成立していました。


自分は16公演中13公演参戦と、何気に今まで一番頑張ったツアーでした。
入ってないのは東京厚生の3公演だけだったので、
ツアーフルコンプも全然可能な範囲だったと、終わってから後悔する始末。(笑)




今回のツアー・・・
中身の部分で最後まで釈然としない部分はある、勿論ある。
真希ちゃんも消化しきれてる部分と、
同時にそうじゃない部分があるのは垣間見えたし。


桐生のMCで、
「ココでは素の自分で喋って良いってトコだから言いますけど」
っていう謎のセリフも有ったし(笑)


”キャラ設定”というか、”ブースター”?
コンセプトに頼らずやっていくコト、そこら辺が課題でしょう。


まあ普通にやったら、否が応にも、
アイドルらしいアイドルになってしまうんですけどね、ナチュラルで(苦笑)
だから、上からコンセプトを被せて、キャラ設定しようと、
こうやって、アップフロントさんも張り切っておられるんでしょうけど。




まあそういう意味で序盤は上から何かを被されて、
後藤真希のベース部分が損なわれてしまうことが怖いと思うことが多かった。
ただファン側で「そこは譲れない」的な抵抗の意思が見えてて、
作り手側もそれに押し切られる形になって、
名古屋以降は良い意味でいつものごまコンに戻ってましたね。
真希ちゃんも、最初よりのびのびと歌ってたし。




新しいことをするのは良いことだけど、
やっぱ角度が急で深いと、余計なものまでエグられちゃうというか、
性急に動くと、失うものが得るものより多くなってしまいますからね。
いやぁ、しかし義務感をもって、PPPHしたのは今回が初めてだわ(苦笑)




それにしても『LOVE。BELIEVE IT!』は素晴らしかった。
マジでこの曲になりたいと思うぐらい、
真希ちゃんの心がこもった歌になってるし、完成度も高い。
このツアーはこの曲のために行ってたといっても過言じゃない(笑)


他にも『LIKE A GAME』や、『もしも終わりがあるのなら』
もう2度と聞けないと思ってた『ペイント イット ゴールド』
これらがツアーの完成度を高めてましたね。




まあでも千秋楽ダブルアンコール『手を握って歩きたい』だな(笑)
あれほど、真希ちゃんが感情を表に出した歌も今までなかったし、
歌の前のMCも、そう。


あんな心が躍る歌を聞けたのは
スタッフ、ダンサー陣、ツアーに携わった全ての人間のおかげだわ。



それにしても千秋楽が、回を経るごとに
千秋楽らしくなってるというのは良いことですね。
ツアーが成熟している証拠でもあるし。